右手の怪我でしばらく右手でピアノが弾けないため、今日は左手のためのピアノ曲を弾いていました。
今日弾いていた曲
★左手のためのピアノ珠玉集 時のはざま(舘野泉 監修)より
雫〜しずく〜(月足さおり作曲)
この、雫〜しずく〜という曲は、とても美しく素敵な曲です。
譜読みだけなら初見でも弾けるくらいの そんなに複雑ではない曲なのですが、
低音から高音まで音域がとてもひろく、左手だけで弾くのは簡単ではなく、練習が必要です。
低音部分は左手で弾き慣れているので そんなに難しいと思わないのですが、高音部分を左手で弾くのがちょっと大変。
高音部分で手をいっぱいひろげて弾かなければいけない3和音や4和音も弾きにくい。
普段はメロディーを右手で弾くことが多いので、左手でメロディーを美しく弾きながら、それと同時に左手で伴奏も弾くのが難しいです。
15小節目に、
涙が落ちるイメージで
と書かれています。
このことから、「雫〜しずく〜」というのは涙をイメージして作られた曲なんだとわかりました。
涙のしずく
涙というと、悲しいときに出る涙がすぐに思い浮かびますが、この曲はすごく悲しい曲調ということもなく…
悲しいときに流れる涙だけではなく、感動したときや、嬉しいときに出た涙など、いろいろな場面での涙のしずくをイメージして作られたのかなと思います。
涙が落ちるイメージでと書かれている15小節目からのメロディーは左手の親指で弾いていますが、このメロディーの音がなかなか思うような音で弾けない…
この部分はちょっと切ないような感じで素敵なのですが、涙が落ちるイメージの音が まだよく出せていないので、いろいろイメージをふくらませながら、素敵に弾けるようになれば嬉しいです。
左手のためのピアノ珠玉集 時のはざま
昨年もしばらく右手でピアノが弾けない時があって、その時にこの「左手のためのピアノ珠玉集 時のはざま」の楽譜を購入して弾いていました。
でも、あまり練習しないうちに右手が少しずつ使えるようになってきたので、そうなるとやっぱり両手で弾く曲をたくさん弾くようになり、
それからは左手だけで弾く曲は弾いていませんでした。
今回も、しばらくしたらまた右手で弾けるようになりますが、
この「雫〜しずく〜」の曲はとても美しい曲なので、きれいに弾けるようになるといいなと思います。
右手の怪我をしなければ この素敵な曲に出会えることもなかったと思うので、怪我はとても大変だったけれど、悪いことばかりではないなと思いました。