ピアノと京都のブログ

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ラフマニノフ プレリュード Op.23-4 ピアノ練習。ドラマチックでとても美しい曲

ラフマニノフ プレリュード(前奏曲) Op.23の4番の曲が好きで、最近ピアノでよく弾いています。

 

 

ラフマニノフ プレリュード Op.23-4は、


Andante cantabile(♪=50)


ゆったりとした曲で、とてもとても美しい曲。

 


短い曲ですが、ラフマニノフらしいメロディーが多く出てきて、ラフマニノフのピアノ協奏曲にも似たような感傷的でダイナミックな感じの部分もあり、弾いていて満足感が高いです。

 

 

 

 

 

このOp.23-4の曲をピアノで弾いていて、全体的にそんなに難しいところがあるとは感じませんが、音が大きく跳躍している(音と音が離れている)部分が多いので、そこがちょっと弾きにくいかなと思います。


特に、わたしは手があまり大きくないため、音と音が離れている部分はメロディーが途切れて聴こえないように弾き方を工夫したり、音を外さないように何度も練習することが必要だと思っています。

 

 

音が跳躍している部分は、指づかいをどうしたらいいかなと譜読みのときに結構考えました。

 

いま使っているラフマニノフ プレリュードOp.23の楽譜は、

Boosey & Hawkes(ブージー・アンド・ホークス)版の楽譜で、指づかいが書かれていないため、自分で考えて弾いています。


指づかいが書かれている楽譜でも、別の指づかいのほうが弾きやすいと思うことがありますが…


指づかいは、人それぞれ 手の大きさなどによっても弾きやすい指づかいが違ってくると思います。

 

 

ラフマニノフ プレリュード Op.23-4の楽譜

 

 

左手部分だけで考えたときに弾きやすい指づかいだと思っていても、右手と一緒に弾くと別の指づかいのほうが弾きやすいなと感じたり、


また、弾くテンポやフレーズによっても弾きやすい指づかいが変わってきたりするので、何度も弾きながら一番弾きやすい弾き方で弾けるようにしたいです。

 

ラフマニノフ プレリュード Op.23-4で最初に考えていた指づかいは、何回か弾いているうちに あとから、やっぱりこっちの指づかいのほうが弾きやすいなと思うこともあり、途中で何度か変えています。

 

 

ラフマニノフ プレリュード Op.23-4 音が跳躍している部分の指づかい

 

 

音が跳躍しているこの曲は、弾き慣れるまで少し時間がかかりますが、そのことでいいなと思ったこともあります。

それは、音と音が大きく離れていて楽譜をいちいち見ながら弾いていられないため、暗譜しやすいこと。


単調ではない変化の大きい複雑な曲は、頭でよく考えながら弾くことが多いため、暗譜しやすくなります。


わたしの場合は、初見ですぐに弾けるような曲は、楽譜を見て弾くので なかなか いつまで経っても暗譜できない… 

覚える努力をしないと暗譜できない。


譜読みに時間がかかったり、弾くのが大変な曲は、一生懸命練習しているうちに いつのまにか暗譜していたりします。


やっぱり、頭をよく使って弾くほうが暗譜しやすいんですね。。

 

 


ラフマニノフ プレリュード Op.23-4はとても美しい曲なので、ピアノで毎日弾いていても飽きないです。


この曲を弾いていると 心がとても癒される。

 

ロマンチックで、最初は穏やかな曲調なのですが、

途中からだんだん盛り上がっていって

感情が大きく溢れ出しドラマチックに

そして、ちょっと破壊的で…  壊れてしまいそうな感じにもなり…


その、想いが大きくなり過ぎて 壊れそうになるような美しいハーモニーに魅かれます♪ 笑


言葉ではなかなかうまく説明できませんが…

 

 

ピアノを弾くときには、感情をこめて、感情移入して弾いていますが、

練習のときに ずっと全身全霊で弾いていると、1時間くらいの練習でどっと疲れてしまうことがありますので…


もともと疲れ気味のときや、練習の途中で疲れてきた時などは、あえて感情を入れないようにして 練習曲のように淡々と練習することもあります。


感動することは大きなエネルギーを使うんですね。


わたしは日常の中でいろいろなことに敏感に反応したり、ちょっとしたことでも感動しやすいタイプで、そのせいか、エネルギーを多く使って疲れてしまうことがあります…

 

 

このラフマニノフの曲はまだまだ練習や弾き込みが足りていないと思うので、体力のない私はマイペースで少しずついろいろな練習をしていきながら、長い月日をかけて(年月かな…)たくさん弾きこみ、美しく弾けるようにしていけたらと思います。